▲福岡令和会の国分徳彦会長、自民党新福岡の福田まもる会長とともに
髙島市長に要望書を手渡す公明党福岡市議団の黒子秀勇樹団長
地下鉄無料パス(福祉乗車証)の継続に関する要望書
地下鉄無料パスについては、重度障がい者の社会参加を促進し、福祉の増進を図るもので、多くの障がい者に利用されています。
福岡市では、平成29年に、障がい福祉施策の充実を図るとともに、障がいの種別や地域といった区別に限定されない、必要な人への公平で効果的な支援の実施や持続可能な制度としていく取組みの一環として、地下鉄無料パスを福祉乗車券制度に統合されました。これにより、西鉄電車やバス、タクシーなど他の交通機関も利用できるようになり、便利になったと喜ばれております。
一方で、福祉乗車券制度への統合に際して、地下鉄無料パスは令和2年9月末までの経過措置とされておりますが、重度障がい者にとって、バリアフリーが進んでいる地下鉄は、通所や通院など日常生活の足として欠かせないものとなっており、地下鉄無料パスの廃止は重度障がい者の生活に大きな影響を与えるものと危惧しております。
また、平成31年1月に施行した福岡市障がい者差別解消条例においては、共生社会の実現という理念が掲げられており、障がい者のさらなる社会参加の促進が求められますが、地下鉄無料パスの廃止は障がい者の社会参加を大きく後退させるものと考えます。
つきましては、引き続き地下鉄無料パス(福祉乗車証)を継続されるよう、要望いたします。
福岡市長 髙島宗一郎 様
令和元年6月3日
公明党福岡市議団 団長 黒子秀勇樹
福岡令和会 会長 国分 徳彦
自民党新福岡 会長 福田まもる