▲打越基安議長に申し入れ書を手渡す公明党福岡市議団
議会改革の推進に関する申し入れ
地方分権時代の進展により、地方公共団体の役割や責任が拡大する中、二元代表制の下で、地方議会が果たすべき役割や責務は飛躍的に高まっています。
福岡市議会として、これまで議会改革特別委員会等において、市民に開かれたより透明性の高い議会運営を確立するため、本市議会の諸課題について広範かつ詳細な検討並びに改革を行ってきたところであります。
福岡市議会基本条例が令和5年第1回定例会で可決され同年2月27日に施行されたこと、本会議場でのプロジェクターによる画像投影については一定の前進があったものと評価するところです。
今後も更に市民に分かりやすい情報公開の実現、議案などの審議の充実、議員の政策立案能力の向上等の取り組みを更に推し進め、より一層、市民に信頼される議会を構築する必要があります。
つきましては、公明党福岡市議団として以下の点について申し入れを行います。
打越議長におかれましてはリーダーシップを発揮していただき、特段のご検討を賜りますようお願い申し上げます。
- 議会による政策立案を行うため法務・調査を行うスタッフの確保や議会サポート体制を強化すること
- 討論の場の情報公開として、本会議、特別委員会のみではなく、常任委員会のインターネット生中継、録画中継を行うこと
- 討論の場のIT化を進め、特別委員会室、常任委員会室にスクリーンを設置し、パソコンやタブレット端末の持ち込み、スライドや写真を使っての議案説明や質疑を認め、市民に分かりやすい情報発信を行うこと
- 挙手や起立などによる表決方法では、賛成者は何人、反対者は何人ということの把握が傍聴者やモニター視聴者には難しいため押しボタン式投票による電子表決を導入すること
- 現在、小学校の児童と保護者を対象として実施されている親子議場見学会を中学生や高校生世代まで拡大し市議会の役割や仕組みを知ってもらい議会への関心を高めること
以 上
福岡市議会議長 打越 基安 様
令和6年2月19日
公明党福岡市議団 大石 修二 山口 剛司
松野 隆 尾花 康広
篠原 達也 高木 勝利
古川 清文 勝山 信吾
石本 優子 田之頭知行
田原香代子 堤 健太郎