▲光山副市長(中央右)に申し入れ書を手渡す公明党福岡市議団
福岡市においても急速な感染拡大(第5波)を速やかに抑える事が必要であり、こうした危機感を行政と市民に共有して対応し、接触の機会を更に減らしていくことが急務であるため、髙島宗一郎市長宛てに緊急申し入れを行いました。
新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急申し入れ(第10回)
福岡市の昨日の新規感染者数は「474」と、前週比の3倍を超える過去最大のパンデミックが起こっています。
東京を中心とする首都圏だけでなく、全国の多くの地域で新規感染者数が急速に増加しており、これまでに経験したことのない感染拡大が継続しています。
福岡県においては高齢者のワクチン接種が進んだことにより、感染者数の増加に比べて、重症者数は低くなる傾向にありますが、人口10万人あたりの7日間累計新規症例報告数の推移を見ると、高齢者以外の年代では増加傾向であり、感染状況を示す4段階のうち、「ステージ4」相当の予断を許さない状況が続いております。
つきましては、下記の対策を行っていただくよう、緊急に申し入れを行います。
記
- 収束の切り札であるワクチン接種を迅速・円滑に進め「これまでにない急速な感染拡大」と「重症例の増加とともに今後死亡例も増加に転じる」という危機感を行政と市民、特に若い世代が共有し、接触機会を更に削減するよう啓発を強化すること。
- 重症者や中等症でも重症化リスクの高い者が確実に入院できる体制を確保しつつ、自宅待機者への往診の強化、宿泊療養施設への医療の投入に加え、自宅療養・宿泊療養者での健康観察を促進すること。
- 往診、訪問看護等の地域の医療資源を最大限活用して、重症化に迅速に対応できる体制を早急に整備することにより、必要な医療を確保すること。
- 感染は商業施設を含む職場や学校など地域にも急速に広がっており、家庭内や職場への伝播の防止のため、改めて、マスク、手指衛生、人との距離の確保、換気などの基本的感染防止対策のほか、業種別ガイドラインの再徹底、職場での感染防止策の強化とテレワーク推進、有症状者の出社の自粛などを徹底すること。
- 職場・学校・家庭において、少しでも体調が悪い場合、軽い症状でも早めの受診、積極的な検査、適切な療養を促す啓発の強化を行うこと。
- 度重なる不要不急の外出自粛や飲食店等を対象にした時短要請等により、経営が深刻化している個人事業主や企業等への公共料金の減免、減収補填など、具体的な支援策を更に拡充すること。
以上
福岡市長 髙島 宗一郎 様
令和3年8月5日
公明党福岡市議団
黒子秀勇樹 大石 修二
山口 剛司 楠 正信
松野 隆 尾花 康広
篠原 達也 高木 勝利
古川 清文 大坪真由美
川上 多恵 勝山 信吾